役員
アニマルウェルフェア国際協会
上野吉一
アニマルウェルフェア国際協会 会長
1960年、岩手県生まれ。1986年、北海道大学農学部卒業。1993年、北海道大学大学院文学研究科修了。1994年、京都大学より学位「博士 (理学)」を取得。1994年から北海道大学実験生物センター助手となり、2000年より京都大学霊長類研究所附属人類進化モデル研究センター助教授(准教授)、2007年より名古屋市東山動植物園企画官。2012年、中部大学中部高等学術研究所に所属し、専門分野である、比較認知行動学、動物福祉学、動物園学、さらに人と動物の共生論をもとにより研究を重ねる。戦後、獣医師以外で大学での研究者が動物園に移動する初めての事例となる。東山動植物園が進めている「再生計画」などで、新たな形の動物園の提案などをおこなっている。応用動物行動学会で評議員や新竹市(台湾)の市立公園(動物園)改修の顧問などを歴任。
<専門領域>動物福祉学、動物園学、比較認知行動学」
諸坂佐利
アニマルウェルフェア国際協会 常任理事
東京・浅草生まれ。明治大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。神奈川大学法学部准教授(現職)日本財政法学会理事(公社)日本動物園水族館協会顧問。平塚市行財政改革推進委員会委員長、平塚市個人情報保護運営審議会会長ほか
研究分野は公法学。法学の視点から見た動物に関する社会問題に触れ、生物多様性、希少種保護政策の研究、世界自然遺産登録に関連する全国各地の制度設計の策定、改正にも参画。
奥田順之
アニマルウェルフェア国際協会 常任理事
獣医行動診療科認定医。ぎふ動物行動クリニック院長。特定非営利活動法人人と動物の共生センター理事長。犬猫の殺処分問題の解決を目指し、2012年NPO法人を設立。犬と人の関係性改善に向け、ドッグ&オーナーズスクールONElife設立。2014年ぎふ動物行動クリニック開業。スクール全体で年間約3800組(のべ数)の犬と飼い主の指導を実施。行動診療では、年間約100例の新規相談があり、トレーナーと連携した問題行動の治療を行っている
Jon Coe
アニマルウェルフェア国際協会 顧問
動物園デザインの世界的権威。人や動物、植物にやさしい生活環境や生息地づくりを進めている。世界15カ国85の動物園、水族館、植物園、テーマパーク、国立公園で160件以上の企画・設計プロジェクトに デザインプロジェクトに参加。動物園の歴史、理論、動向についての著書、講演多数。
He is the world's leading authority on zoo design. Creating Humane living environments and habitats for people, animals and plants. Participating more than 160 planning and design projects for 85 zoos, aquariums, botanical gardens, theme parks and national parks in 15 countries around the world. For design projects. Authored and lectured on the history, theory and trends of zoos.
Terry Maple
アニマルウェルフェア国際協会 顧問
行動研究科学者、野生生物保護論者、名誉教授(ジョージア工科大学)、アトランタ動物園名誉園長。アトランタ動物園に園長としての18年間在職した。その後、アトランタ動物園の社長兼CEOを務め、問題を抱えた動物園を手本となる施設に、また財政的に健全な文化的アトラクションに変えたことでもよく知られている。
Behavioral research scientist, wildlife conservationist, Professor Emeritus (Georgia Institute of Technology) and Atlanta zoo director emeritus.He is best known for his 18-year tenure as director and later President and CEO of Zoo Atlanta where he transformed the troubled zoo into a model institution and a fiscally sound cultural attraction.
Ngaio Beausoleil
アニマルウェルフェア国際協会 顧問
世界動物保健機関(WHO)の協力センターである動物福祉科学・生命倫理センター(獣医学部)の副所長兼副管理者。行動学的・生理学的手法を用い動物福祉をさまざまな観点から調査・研究を進めている。主な研究テーマは以下の通り。
・動物福祉の体系的科学的評価・保全福祉:野生動物の保護活動に伴う福祉効果・「安楽死」の方法が福祉に与える影響・人道的な獣害防除・畜産動物の痛みを評価するための新しい手法
Co-Director of Massey University’s Animal Welfare Science and Bioethics Centre (School of Veterinary Science), a World Animal Health Organization (OIE) Collaborating Centre. Conducting research that employs behavioural and physiological methods to investigate various aspects of animal welfare. Major research themes include:・Systematic scientific evaluation of animal welfare・Conservation Welfare: Welfare impacts associated with wildlife conservation activities・Welfare impacts of methods of "euthanasia''・Humane vertebrate pest control・Novel methods for evaluating pain in farm animals
Peter Stroud
アニマルウェルフェア国際協会 顧問
動物学コンサルタント。オーストラリア、ニュージーランド、カナダ等の動物園で飼育員から管理者までの職に従事。彼は、30年以上のキャリアの、動物の問題の“翻訳家“として、動物福祉、実用的なデザイン、組織政策、政治などの問題の境界線上で仕事をしてきた。動物がどのように行動し、何を必要としているのか、そしてその必要性がどのようにして満たされうるのか、そして満たされるべきなのかを、多様な聞き手が理解できるよう解説を続けてきている。
Zoological Consultant/Worked in zoos in Australia, New Zealand, Canada and other countries in various positions in the field, from keeper to manager.During his more than 30-year career, he has worked as a translator on the boundaries of issues: animal welfare, practical design, organisational policy and politics. He continue to interpret, for diverse audiences, how animals behave, what animals need and how these needs can and should be met.
石野 孝
アニマルウェルフェア国際協会 特別理事
かまくら げんき動物病院院長。中国内モンゴル農業大学動物医学科にて、中国伝統獣医学を学ぶ。神奈川県鎌倉市にて、最新の西洋医学と伝統的な東洋医学を結合した、動物に優しい治療を実践している。マスコミ、セミナーなど多方面で活躍中。一般社団法人日本ペットマッサージ協会理事長/国際中獣医学院日本校校長/中国伝統獣医学研究培訓センター名誉顧問/南京農業大学教授/中国・内モンゴル農業大学動物医学院特聘専家/四川農業大学教師/聊城大学教授など。
【著書】ペットのための鍼灸マッサージマニュアル/小動物臨床鍼灸学/犬の肉球診断BOOK/猫の肉球診断BOOK/犬のツボ押しBOOK/癒し、癒される猫マッサージ、その他多数
梅原孝三
アニマルウェルフェア国際協会 特別理事
獣医師。仙台プラム・アニマルクリニック院長。漢方薬療法、鍼灸治療、ツボマッサージなどの中獣医学を導入し伝統医学と西洋医学との併用により幅広い治療を展開。調理師免許、ペット栄養管理士の資格を有し、栄養学にも精通しており、ペットの食事療法の指導にも定評がある。「人と犬が一緒に調理、食事ができる薬膳」をコンセプトとした犬の手作り食のレシピ集や、ドッグフード・キャットフード関係の雑誌コラムの執筆や書籍監修も多数。 ペット薬膳国際協会理事長、(一社)日本ペットマッサージ協会理事、日本ペット中医学研究会学術役員、日本伝統獣医学会会員、日本獣医皮膚科学会会員、国際中獣医学院副校長等。 【著書】猫の寿命は8割が“ごはん"で決まる! (双葉社)、 愛犬のためのホリスティック食材事典 (カラーズ・エデュケーション)、 ネコDK全シリーズ (晋遊舎)等。
小山奈穂
アニマルウェルフェア国際協会 特別理事
動物園や水族館の展示造形や展示デザインを手掛ける、株式会社アトリエ・ティーエムバーガーに勤務。2012年、麻布大学大学院獣医学研究科動物応用科学専攻博士後期課程修了。動物園動物の福祉的管理法の研究で博士(学術)取得。2014年より現職。
名古屋市東山動植物園、豊橋市総合動植物公園、よこはま動物園ズーラシア、仙台うみの杜水族館、世界淡水魚園水族館アクアトト・ぎふなどで展示の設計施工に携わる。
森村成樹
アニマルウェルフェア国際協会 特別理事
京都大学 野生動物研究センター 特定准教授、京都大学博士(理学)。動物福祉の観点から、飼育下チンパンジーの認知機能や環境エンリッチメントについて研究。西アフリカ、ギニア共和国で野生チンパンジーの保全活動も精力を注ぐ。飼育チンパンジーを中心に福祉研究を、野生チンパンジーやスナメリの保全研究にも従事し、両分野にまたがる問題に取り組む。動物福祉と保全にまたがる問題に精通。